タイトスポット (Tight Spot)
- 1987年生のアメリカ合衆国の競走馬。主な勝鞍にアーリントンミリオンステークスなど。本稿で解説する。
- 1955年制作のアメリカ映画『消された証人(en)』の原題。監督フィル・カールソン、主演ジンジャー・ロジャース。
タイトスポット (Tight Spot) は、1987年生まれのアメリカ合衆国の競走馬で、日本に種牡馬として輸出された馬。毛色は鹿毛。
父はアメリカでリーディングサイアーにも輝いたヒズマジェスティ。さらにその父はイタリアの大種牡馬のリボー。母はアメリカやフランスで5勝を挙げたプレミアムウィン。母父はノーザンダンサー直仔のリファール。母系にネアルコの5×5のインブリードを持っている。
通算成績21戦12勝。うち、グレード競走7勝(G1・2勝、G2・3勝、G3・2勝)。連対率、7割1分4厘。
経歴
2歳の9月にデビューするも大差で惨敗。その年の12月に出走した5戦目で未勝利を脱却した。デビューから9戦はダートを走り、着外はデビュー戦のみであるものの2勝(2着3回)と勝ち星に恵まれなかったのだが、芝の競走に出走するようになると才能が開花し、芝初戦となった3歳6月のスターダストステークスから4歳の9月にかけて8連勝を飾った。その中にはアーリントンミリオンとエディリードハンデキャップのG1を2勝している。(他はG2・3勝、G3・1勝、その他2勝)
4歳時には5勝(6戦)しているうちの3勝はコースレコードで、エディリードハンデキャップでは9ハロン(約1811メートル)の世界タイ記録であった。この年エクリプス賞芝牡馬チャンピオンを受賞している。
連勝はブリーダーズカップ・マイルで敗れて止まったが、後に2勝し、5歳の8月に前年タイ記録を出したエディリードハンデキャップ(4着)を最後に引退した。引退後は日本にて種牡馬となり、日高軽種馬農協門別種馬場に繋養されていたが、種牡馬として大きな成功を収めることなく、2002年に中国の北京龍頭牧場へと輸出された。 2006年11月25日死亡。後継種牡馬に日本から輸出された牝馬との間に産まれたMu Jun Da Ge Zi(牧駿大個子)がいる。
代表産駒
- 1994年産
- ブラボーグリーン(京阪杯、新潟記念2着)
- 1997年産
- メイセイオペレッタ(オパールカップ・メイセイオペラの半妹)
- 1999年産
- カシノオウサマ(九州三冠(荒尾ダービー・九州ダービー栄城賞・九州菊花賞))
- 2000年産
- ケイティグリーン(サラブレッドヤングチャンピオン)
- アイアンダッシュ(フリーダムカップ)
- キャピタルゲイン(福島ジャンプステークス)
- 2001年産
- マルヨスポット(スプリント、オッズパークグランプリ)
- ノーススポット(新緑賞)
母の父としての産駒
- 2005年産
- モエレカトリーナ(紫苑ステークス)
- ケイゾク(ゴールドジュニア、オッズパーク・ファンセレクションin笠松)
- 2006年産
- ナカヤマフェスタ(宝塚記念、東京スポーツ杯2歳ステークス、セントライト記念、凱旋門賞2着)
- 2007年産
- ディアアレトゥーサ(紫苑ステークス)
- 2009年産
- アグリノキセキ(福山弥生賞、福山ダービー)
- 2010年産
- オグリタイム(南部駒賞)
血統表
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post



