天王塚古墳(てんのうづかこふん、神明塚古墳)は、群馬県甘楽郡甘楽町福島にある古墳。形状は前方後円墳。甘楽町指定史跡に指定されている。
概要
群馬県南部、鏑川南岸の河岸段丘の第二段丘縁辺に築造された古墳である。これまでに発掘調査は実施されていない。
墳形は前方後円形で、前方部を北西方向に向ける。墳丘外表では川原石が散在し葺石が存在したと見られるが、埴輪片は認められていない。また墳丘周囲には周濠が存在したと見られる。埋葬施設は明らかでないが、竪穴系施設の存在が推測される。築造時期は古墳時代中期の5世紀初頭頃と推定される。鏑川流域では古相の前方後円墳として重要視される古墳になる。
古墳域は1977年(昭和52年)に甘楽町指定史跡に指定されている。
墳丘
墳丘の規模は次の通り。
- 墳丘長:約76メートル
- 後円部
- 直径:50メートル
- 高さ:10メートル
- 前方部
- 幅:39メートル
- 高さ:7.5メートル
文化財
甘楽町指定文化財
- 史跡
- 天王塚古墳 - 1977年(昭和52年)6月13日指定。
脚注
参考文献
- 梅沢重昭「天王塚古墳」『日本古墳大辞典』東京堂出版、1989年。ISBN 4490102607。
- 「天王塚古墳」『群馬県史 資料編3 原始古代3』群馬県、1981年。
関連項目
- 笹森古墳
- 金比羅山古墳 (甘楽町)
外部リンク
- 天王塚古墳 - 甘楽町ホームページ




