2016年の映画(2016ねんのえいが)では、2016年(平成28年)の映画分野の出来事(動向)について記述する。

2015年の映画 - 2016年の映画 - 2017年の映画

出来事

世界

  • 1月10日 - 第73回ゴールデングローブ賞授賞式が行われ、ドラマ部門で『レヴェナント: 蘇えりし者』が、ミュージカル・コメディ部門で『オデッセイ』が作品賞を受賞した。
  • 1月30日 - 第22回全米映画俳優組合賞の結果が発表され、『スポットライト 世紀のスクープ』がキャスト賞を受賞した。
  • 2月11日 - 21日 - 第66回ベルリン国際映画祭が開催され、イタリアのドキュメンタリー映画・『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』が金熊賞を受賞した。
  • 2月14日 - 第69回英国アカデミー賞の結果が発表され、『レヴェナント: 蘇えりし者』が作品賞を受賞した。
  • 2月27日 - 第36回ゴールデンラズベリー賞の結果が発表された。
  • 2月28日 - 第88回アカデミー賞の結果が発表され、『スポットライト 世紀のスクープ』が作品賞を受賞した。
  • 5月11日 - 22日 - 第69回カンヌ国際映画祭が開催され、イギリス映画の『わたしは、ダニエル・ブレイク』がパルム・ドールを、カナダ映画の『たかが世界の終わり』がグランプリを受賞した。
  • 6月23日 - 6月30日 - 第38回モスクワ国際映画祭が開催され、イラン映画の『レザ・ミル・キャリミ』が最優秀作品賞を受賞した。
  • 8月25日 - 9月5日 - 第40回モントリオール世界映画祭が開催され、
  • 8月31日 - 9月10日 - 第73回ヴェネツィア国際映画祭が開催され、フィリピン映画の『立ち去った女』が金獅子賞を受賞した。
  • 9月18日 - 第68回エミー賞の授賞式がロサンゼルスで行われ、『ゲーム・オブ・スローンズ』が2年連続で作品賞に輝いた。

日本

  • 2月9日 - 第58回ブルーリボン賞の授賞式が東京・イイノホールで行われ、作品賞は『日本のいちばん長い日』が受賞した。
  • 2月12日 - 第89回キネマ旬報ベスト・テンの授賞式が行われ、日本映画作品賞は『恋人たち』、外国映画作品賞は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』がそれぞれ受賞した。
  • 2月17日 - 第70回毎日映画コンクールの表彰式が行われ、日本映画大賞は『恋人たち』、日本映画優秀賞は『岸辺の旅』、外国映画ベストワン賞は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』がそれぞれ受賞した。
  • 2月25日 - 2月29日 - ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016が開催され、
  • 3月4日 - 第39回日本アカデミー賞の結果が発表され、『海街diary』が最優秀作品賞を受賞した。
  • 9月10日 - 9月23日 - 第38回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が開催され、
  • 10月13日 - 漫画家の秋本治と小説家の北方謙三が第64回菊池寛賞を受賞。
  • 10月25日 - 11月5日 - 第29回東京国際映画祭(TIFF)が開催され、『ブルーム・オブ・イエスタディ』が「東京サクラグランプリ」を受賞。
  • 11月14日 - 『七人の侍』ほか黒澤明監督作品等に出演した俳優の三船敏郎(1997年没)が2017年で没後20年になるのを前に、アメリカ・ハリウッドの殿堂「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」入り。この日、ロサンゼルスにて記念式典が行われた。

周年

  • 創始40周年
    • 角川映画 - 角川シネマ新宿では角川映画祭(7月30日 - 9月2日)と銘打たれた特集上映が行われ、東京国立近代美術館フィルムセンターでは展示会「角川映画の40年」(7月26日 - 10月30日)が行われた。

日本の映画興行

  • 入場者数 1億8018万9000人
  • 興行収入 2355億800万円
出典:「各社2016年の動向を見る」『キネマ旬報』2017年(平成29年)3月下旬号、キネマ旬報社、2017年、66 - 71頁。 

各国ランキング

日本興行収入ランキング

全世界興行収入ランキング

出典:“2016 Worldwide Box Office Results”. Box Office Mojo. 2017年2月4日閲覧。

北米興行収入ランキング

出典:“2016 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2017年2月4日閲覧。

日本公開作品

受賞

  • 第89回アカデミー賞
    • 作品賞 - 『ムーンライト』(バリー・ジェンキンス)
    • 監督賞 - デミアン・チャゼル(『ラ・ラ・ランド』)
    • 主演男優賞 - ケイシー・アフレック(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)
    • 主演女優賞 - エマ・ストーン (『ラ・ラ・ランド』)
    • 助演男優賞 - マハーシャラ・アリ (『ムーンライト』)
    • 助演女優賞 - ヴィオラ・デイヴィス (『フェンス』)
  • 第74回ゴールデングローブ賞
    • 作品賞 (ドラマ部門) - 『ムーンライト』(バリー・ジェンキンス)
    • 主演女優賞 (ドラマ部門) - イザベル・ユペール (『エル』)
    • 主演男優賞 (ドラマ部門) - ケイシー・アフレック(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)
    • 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) - 『ラ・ラ・ランド』(デミアン・チャゼル)
    • 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - エマ・ストーン (『ラ・ラ・ランド』)
    • 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - ライアン・ゴズリング (『ラ・ラ・ランド』)
    • 外国語映画賞 - 『エル』(ポール・バーホーベン)
    • 監督賞 - デミアン・チャゼル(『ラ・ラ・ランド』)
  • 第82回ニューヨーク映画批評家協会賞
    • 作品賞 - 『ラ・ラ・ランド』(デミアン・チャゼル)
  • 第73回ヴェネツィア国際映画祭
    • 金獅子賞 - 『立ち去った女』(ラヴ・ディアス)
    • 審査員大賞 - 『ノクターナル・アニマルズ』(トム・フォード)
    • 銀獅子賞
      • アマト・エスカランテ(『The Untamed』)
      • アンドレイ・コンチャロフスキー(『パラダイス』)
    • ヴォルピ杯
      • 男優賞 - オスカル・マルティネス(『笑う故郷』)
      • 女優賞 - エマ・ストーン(『ラ・ラ・ランド』)
  • 第69回カンヌ国際映画祭
    • パルム・ドール - 『わたしは、ダニエル・ブレイク』(ケン・ローチ)
    • グランプリ - 『たかが世界の終わり』(グザヴィエ・ドラン)
    • 監督賞
      • 『エリザのために』(クリスティアン・ムンジウ)
      • 『パーソナル・ショッパー』(オリヴィエ・アサヤス)
    • 脚本賞 - 『セールスマン』(アスガー・ファルハディ)
    • 女優賞 - ジャクリン・ホセ(『ローサは密告された』)
    • 男優賞 - シャハブ・ホセイニ(『セールスマン』)
    • 審査員賞 - 『American Honey』(アンドレア・アーノルド)
  • 第66回ベルリン国際映画祭
    • 金熊賞 - 『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』(ジャンフランコ・ロージ)
    • 銀熊賞(審査員グランプリ) - 『サラエヴォの銃声』(ダニス・タノヴィッチ)
    • 銀熊賞(監督賞) - ミア・ハンセン=ラヴ(『未来よ こんにちは』)
    • 銀熊賞(男優賞) - マジッド・マストゥラ
    • 銀熊賞(女優賞) - トリーヌ・ディルホム
  • 第40回日本アカデミー賞
    • 最優秀作品賞 - 『シン・ゴジラ』(庵野秀明(総監督)/樋口真嗣(監督))
    • 最優秀監督賞 - 庵野秀明(総監督)/樋口真嗣(監督)(『シン・ゴジラ』)
    • 最優秀主演男優賞 - 佐藤浩市(『64-ロクヨン-前編』)
    • 最優秀主演女優賞 - 宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
  • 第59回ブルーリボン賞
    • 作品賞 - 『シン・ゴジラ』
    • 監督賞 - 片渕須直(『この世界の片隅に』)
    • 主演男優賞 - 松山ケンイチ(『聖の青春』他)
    • 主演女優賞 - 大竹しのぶ(『後妻業の女』)
  • 第90回キネマ旬報ベスト・テン
    • 外国映画第1位 - 『ハドソン川の奇跡』
    • 日本映画第1位 - 『この世界の片隅に』
  • 第71回毎日映画コンクール
    • 日本映画大賞 - 『シン・ゴジラ』

死去

脚注

注釈

出典


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