コスタ・スメラルダ(Costa Smeralda)は、コスタ・クルーズが運航しているクルーズ客船。
概要
親会社のカーニバル・コーポレーションが建造している18万トン型「エクセル・クラス」の1隻で、コスタ・クルーズ向けに建造されたコスタ・スメラルダ級の1番船として、2019年12月5日にフィンランドのマイヤー・トゥルクで竣工、引き渡された。 船価は9億5千万ドル。
12月21日からサヴォーナ発の地中海クルーズでデビューした。
本船はコスタ・クルーズでは初、世界でも2番目のLNG燃料でフル航行可能なクルーズ客船で、LNG燃料によりSOx排出の全てと粒子状物質の95~100%削減、NOxの85%削減、CO2も最大20%削減が可能となった。
各デッキにはローマ、フィレンツェ、ミラノ等イタリアの都市名が付けられており、船尾には「ピアッツァ・ディ・スパーニャ」と名付けられたローマのスペイン広場を模した階段状のエリアも設けられている。
その後、コスタ・クルーズ向けの同型2番船が2021年に建造された。
同型船
- 2番船 「コスタ・トスカーナ(Costa Toscana)」
- 2021年12月2日竣工。
参考文献
- 海人社『世界の艦船』2019年6月号 No.901
- 海人社『世界の艦船』2020年3月号 No.919
- 海人社『世界の艦船』2020年7月号 No.927
- 海人社『世界の艦船』2022年2月号 No.965
- 海事プレス社『クルーズ客船データブック 2022・2023』CRUISE 2022年5月臨時増刊
脚注




